Aug 29, 2009

※詠春拳の黐手

※一週最愛Favorite of the week

中国語版

小念頭を習得すれば、次は 黐手"Chi Sau"です。 [黐] "chi"は「刺す」という意味です。 黐手は中国武道でも黐手は特別な技です。相手からのパワフルな攻撃をかわすために、相手に対して対抗するのではなく「突き刺す」のです。この技はリラックスした状態で行うことと感覚が大事です。

『有手黐手無手問手』という言葉があります。これは手が有る時には黐手、手が無い時は手を探すという意味です。黐手は詠春拳の重要なところです。小念頭に慣れたら学びましょう。練習を重ねていけば、黐手を使うコツがわかってくると思います。トレーニングを積んで、相手の手の感覚に慣れていくことです。

大抵は片手のみで練習を始めます。二字拑羊馬の姿勢で立ち、まず伏手"Fook Sau"、攤手"Tan Sau"、膀手"Bong Sau"と"枕手"Jum Sau"から始めましょう。



(01) 妙問の攤手は雞冠頭の伏手に対して使います。
(02) 雞冠頭は枕手を使いながら妙問の手を払おうとします。妙問は肘をじっとしたままにしておけば内側を通って攤手から膀手とシフトできます。雞冠頭の肘に気をつけて下さい、彼もじっとしたままです。
(03)雞冠頭は枕手から素早くパンチしてきます。
(04)妙問は肘をじっとしたまま、膀手から攤手とシフトします。


妙問から見れば、彼女の肘がじっとしたままの時は、攤手から膀手へ、そして膀手から攤手へとシフトすれば良いだけです。妙問の右手が攤手の時は、雞冠頭は伏手を使い妙問の手をコントールします。


詠春拳の黐手も対人練習が一番です。師父はグループレッスンでは一度に全員に教えきれないので師父との個人レッスンが理想と言われています。

女性によって考えられたルーツを持つ詠春拳は「女性の武術」というニックネームを持っています。他の中国武術に比べて小さな動きや無駄に動かないという点を考えても詠春拳はユニークです。それに加えて使いやすくパワフルなのでブルース・リーが学んだ理由がわかりますよね。

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