Jan 9, 2009

☆台湾人の悪い癖(06)振り返らない、、、


私がここで言ってる悪い癖はただの悪い癖、だから何も害はないのだけど、だけどなんかすごく失礼なのよね。

台湾じゃ、学校で良い成績をとれるかがどうかが大切で、芸術やモラルも大事だってっていう意識が薄れているからかもしれない。テストで試されないものが全部役に立たないっていうわけじゃないのに。人のことを大切に思わなくなり始めてから、他人に感情移入することもないでしょ。この一番の表れが次に通る人のためにドアを開けたまま待っててあげないことだと思う。


映画「悪いことしましョ!」を観た人は覚えていると思うけど、ブレンダン・フレイザーがドアを開けると彼の後ろにいた人たちは彼が人間だっていうことを忘れているの、、、。
次の人のためにドアを開けておくのは基本的なエチケット、他人への配慮というのを示す一つの方法だと思う。
自分の開けたドアが半開きになった状態だったり、もしかしたら後ろの人が両手いっぱいに荷物を持ってたり、もしかしたら眼鏡をかけ忘れてたり、もしかしたら手を怪我しているかもしれないー実際はそういうことに気付かないかもしれないけどね。

ドアまでを先に行って開けるのはいいの、でも後ろを振り返らなかったり他の人に気遣わないのは失礼でしょ。
ドアを開ける時はちゃんと振り返って気をつけてよね、少しの間でいいから次の人の分も開けといてあげてよね。こんなとっさの親切さから頭上に光輪が生まれるわ。

一方で台北人にはこんな悪い癖もあるー調子に乗る。人の親切を、恩を仇で返す。だから映画の中のブレンダンみたいになる、つまりドアを開けてあげた本人がその場から逃げられなくなる。でもまぁ、ドアを他の人の分まで開けたまま少し待ってあげるようなことをみんなが始めれば、私達の住む環境は少し良くなると思わない?

6 of 10